コラム
ペット保険は火葬や葬儀費用にも使える？加入するメリットを紹介
大切なペットの病気やケガに備えてペット保険の加入をしている、もしくは検討している方は多いのではないでしょうか。
ペット保険は高額な治療費を保証してくれるので、加入していれば万が一の時に安心です。
保険会社によっては様々なプランが用意されていますが、基本のプランとは別に「葬儀」や「火葬」などの費用を負担してくれる特約もあるんです。
いざという時のためにもペット保険の特約や加入するメリットについてご紹介していきます。
ペット保険は葬儀費用も出る？
ペット保険は契約しているペットが病気やケガの時に必要な医療費を補償してくれる基本のプランとは別にオプションで付けることができる「特約」というものがあります。
いくつか種類がありますが、その中でも将来ペットが亡くなった時に必要となる葬儀や火葬費用を保障してくれる特約が保険会社で用意されています。
特約を付ける、付けないは飼主さんの判断になりますが、保険で火葬費用などをカバーしてもらえれば費用を抑えることができ、いざという時にも飼主さんの精神的な負担が軽減されるでしょう。
ペットが元気なうちは亡くなった後のことを考えたくはない気持ちもありますが、いつかやって来る大切なペットとのお別れの時間を、より良いかたちでお見送りしたいと願う飼主さんは特約の検討をおすすめします。
ペットの火葬費の特約について
基本プランの保証内容には、葬儀や火葬費用をカバーしているところはほとんどなく、葬儀や火葬費用を補償してもらうには、ペット保険の基本プランと合わせて加入しなければなりません。
葬儀や火葬費に関する特約は、保険会社によって以下のような名称で特約を付けることが可能です。
- 葬祭保険金特約
- 火葬費用特約
- セレモニー費用特約
ペットの葬儀費用はペットの体のサイズや体重、火葬設備によって金額が変わってきます。
基本料金とは別に骨壺代、お経料金が必要になる葬儀屋もありますので保険で費用を抑えることができれば安心です。
葬儀や火葬費用などの特約をつける際は、ペット保険に加入する際の新規申し込み時、あるいは更新時にしか付けられない場合がありますので、検討している方は保険会社に確認をとるようにしましょう。
ペット保険を使う際の流れ
ペット保険の請求方法は保険会社によって異なりますが、支払われる方法は「後日清算」と「窓口清算」の2つがあります。
ほとんどの場合、動物病院で先に医療費を立替してから後日に保険会社へ請求する「後日清算」が多く、審査手続き終了後に指定口座に保険金が振り込まれます。
- 動物病院で診療費の支払い
- 加入した保険会社に連絡
- 「保険金請求書」を記入し、必要書類と合わせて申請
- 保険会社から指定の口座に保険金が振込まれる
- ペット保険の解約手続き（ペットが亡くなった場合）
保険会社によっては、請求書の他にも必要書類として「獣医師の診断書」を合わせて申請しなければならないこともあります。
一方「窓口清算」は、動物病院で診療費を支払う際に窓口で保険金の支払額を差し引き、
人の健康保険と同じように自己負担額だけを支払います。後から書類を保険会社に送るなどの手続きが要らず、会計時に保険の清算もできるので便利です。
しかし、窓口清算ができる保険会社は限られていることや対応していない病院では会計後に保険会社へ請求する必要があります。
かかりつけの病院の清算方法についても事前の確認をしておきましょう。
ペット保険に入るメリットとは
ペット保険に加入する最大のメリットは、高額なペットの医療費の自己負担額が減る事や特約をつけておけば、突然必要となってしまった医療費以外の費用も保険金でカバーできることでしょう。
ペット保険に加入していなければ、動物病院での手術費に数十万円にのぼる高額な治療費になることも多く、医療費は全て自己負担となります。
ペットの健康面の不安だけでなく、高額な医療費や突然の出費には金銭的な面でも不安が募る飼主さんはとても多いのです。
そういった面でもペット保険に加入することによって支払う自己負担額を軽減できれば、治療の選択肢も広げられるかもしれません。
ペット保険はペットにとって必要な医療を受けさせてあげられるだけでなく、ペットの治療に専念できれば飼主さんの精神的な不安も和らげるでしょう。
また、ペット保険に加入したくても年齢制限や健康状態、病歴などで加入できないといったケースなど、ペットが健康で若いうちから判断した方が良い場合もあるでしょう。
ペットも高齢になるにつれて体調を崩したり、足腰が弱くなってくるとちょっとした事でケガをしやすくなったりします。
家族として新しく迎え入れたペットはもちろん、ペットのシニア期を迎える前にペット保険の必要性を考えていきたいですね。
